よしやるぞ!と意気込んで始めた仕事や勉強。でも3日もするともうやる気が出ない。
いつも同じことの繰り返しで、何も続けられない日々に嫌気がさす毎日。
何もできない自分が悔しいし、虚しいし、苦しい。
不甲斐ない僕が変わり始めるきっかけになった方法をご紹介します。
この記事のポイント
- 自分を観察すれば、続かない原因も対策も必ず見つかる。
- 自己観察を続けると、自分をコントロールできるようになる。
続かない原因がわかればあなたは変われる
続けられないのには何かしらの原因があるはずです。
自分はどうしようもない人間なんだと諦めてしまわずに、原因を突き止めることができれば、あなたが変わる大きな一歩になります。
自分に自信がないから続かない
自分に自信がないとなかなか努力を続けることができません。
結果が出ないんじゃないかと不安になって、途中で諦めてしまうんですよね。
努力するのって大変ですから、報われないと思ったら諦めてしまうのは仕方がないことです。
でも、僕みたいに何も続けることができなかった人は、何かを続けるだけで自信がつきます。
何でも良いんです。
何か1つでも続けることができたなら、別のことだって続ける自信がつきます。
結果ばかり気にしなくていいんです。
失敗したとしても、続けられたというだけで自信がつきます。
そして自信がつくだけで、十分報われます。
まずはやってみましょう!
目標が漠然としていて続かない
ぼんやりした目標設定だと、やる気が続きません。
何をやるかがはっきりしていないと、行動に移すまでに時間がかかってしまい、実行する前に面倒になってしまいます。
今何をやるかがはっきりわかる目標にしましょう。
例えば、3kgダイエットしたい場合。
- 3ヶ月で3kg減量すると決める。
- 摂取カロリーをどれだけ減らす必要があるか調べる。
- 1日に230Kcal減らせばよいと分かった。
- 毎日食べてる菓子パンが300Kcalである。
- 3か月間菓子パンを食べないことにする。
こんな感じで大きな目標から逆算して、できるだけ細かく目標を設定します。
そして毎日のスケジュールにまで目標を落とし込むと、ぐっとやりやすくなります。
何をやればいいのか迷わないように、目標を小さく砕いて、毎日何をすればいいのかはっきりわかるとこまで具体化しましょう。
目標設定については下記の本が参考になります。
自分を観察すると続かない人から続けられる人になる
やる気が出ない、何事も続けられない理由は人それぞれあります。
上で紹介した続かない原因ではピンとこない方がいるかもしれません。
そんな方のために、続けられない原因を探る方法を紹介します。
やる気が出ない・誘惑に負けそうな時こそチャンス!自分を観察してみよう
どんなに意気込んで始めたことでも、なんだかやる気が出ない時や誘惑に負けてしまう時ってありますよね。
そんな時は自分を客観的に観察してみてください。
失敗する時の状況や心理状態がわかると、自分の心をコントロールできるようになります。
自分を観察する方法
1、誘惑や欲求を感じていることに気づきましょう。
2、すぐに気を紛らわそうとしたり否定したりせず、自分の欲求や気持ちを素直に受け入れましょう。
3、落ち着いて考えましょう。思考や感情は必ずしも自分で今コントロールできないとしても、 それに対してどう行動するかは自分で選択することができる、と認識しましょう。
4、大事な目標を思い起こしましょう。あなたが自分で決めて守っていることを思い出しましょう。
参考文献:スタンフォードの自分を変える教室
この方法を繰り返していると、自分の感情の理解が高まり、徐々に自制心が強くなってきます。
すぐに欲求に負けずに、そして欲求を否定もせず、じっくり観察するのがポイントです。
【ネット中毒】自分を観察する方法の実践例
Aさんは広告代理店に勤める30歳男性。
インターネット広告の担当で、情報収集のためにネットを見るのも大事な仕事。
しかし、仕事中でも家でも、趣味のゲーム情報サイトやら、面白そうな記事を次々に見てしまうのが癖になっていました。
そこでAさんは目標を立てました。
仕事もプライベートも含めて趣味のネットは1日1時間と、やる気満々です。
しかし、1週間もすると目標なんてどこへやら、毎日ずぶずぶとネットの海に沈みこんでいました。
これはいけないとAさん、目標を変えることに。
まずはネットの誘惑に負けそうな瞬間に気づくこと、ここから始めようと。
始めのうちは気づいたらゲームサイトを見ていて、ハッとすることの繰り返し。
なかなか効果は表れませんでした。
でも続けていくうちに、誘惑に負けそうになる直前の何とも言えないモヤモヤした感覚がわかるようになってきました。
さらには仕事の疲れが出てくる夕方頃に、ついつい見てしまっているのがわかりました。
毎日夕方には「そろそろだな」と警戒すると、ネットを見る直前にストップをかけて、踏みとどまれることも出てきたのです。
Aさんはもう一歩踏み込んで、趣味のネットをしている時の自分を観察する目標も立てました。
それで気づいたのは、ネットを見ているときの自分の心は、リラックスしてるような気分でした。
リラックスできるならいいのかなぁと思うAさん。
でも次の日になると、趣味のネットで何を見ていたのか、ほとんど思い出せないことに気づきました。
そう考えると、毎日3時間も4時間もネットに費やすのは、すごくもったいないことのような気がしてきます。
そんなふうに思えてからは、誘惑に負けそうな時に「またネットに何時間も使っていいの?」と自問自答できるようになったAさん。
誘惑に負けないことも出てきました。
そうして最終的には、趣味のネットは1日1時間という当初の目標を達成することができたのです。
すぐにできる練習方法
今すぐできる自分観察の練習方法を紹介します。
- まず椅子に座ります。
- 寄りかからずに、できるだけ良い姿勢で椅子に座ります。
- しばらくして寄りかかりたくなったら、先ほどの自分を観察する方法を試します。
- 寄りかかりたいという衝動にすぐに負けずに、心を観察してみましょう。
寄りかかりたい衝動はどんな感覚でしょうか。
痛みでしょうか。熱さを感じるでしょうか。
衝動はどんどん強くなるかもしれませんし、気にならないほど弱くなるかもしれません。
乗り切れるかどうか試してみてください。
初めは欲求に負けてしまっても構いません。
すぐには欲求に負けず、かといって頭から追いやるでもなく、自分を観察することを繰り返していると、少しずつ自分の心を制御できるようになります。
僕が続けられるようになったのは自分観察を繰り返したから
「自分の心を観察?なんだかスピリチュアルな怪しい話になってきたなあ」と思った方もいるかもしれません(笑)
でもそんなことは無くて、かなり実践的な方法なんです。
僕の場合は、勉強中にネット記事を読んでしまう癖を治せました。
・実践方法
- 勉強する。
- わからないことをネットで調べる。
- ついでに楽しそうな記事を読んでしまう。←治したい。
- 心の観察をする。
いま自分は勉強と関係のないネット記事読んでいる、と気づいたらすかさず心の観察をします。
心の観察といってもやることは「これ楽しい?今やある必要ある?」と心の中で自問自答するだけです。
そして「うーん。今じゃなくいいよね。」とか「うるさい。今やりたいんだ。」と葛藤します。
こんなことを毎度続けていると、ネット記事を読む前に「これ楽しい?今やある必要ある?」という声が頭に浮かんでくるようになってくるんです。
そうなると少しずつ誘惑に負けないようになってきました。
以前はほとんど無意識で勉強とは無関係な記事を読んでしまっていたのです。
でも、心の観察をすることで「ちょっと待てよ」と考えて、誘惑に負けずに勉強を続けられるようになりました。
今では心の観察が、誘惑ストッパーのような役割を果たしてくれています。
それでも続けられない時にやること
どうしてもやる気が出ない。
まず始めることができない。
このままではいけないと思ってはいるけど、朝起きると憂鬱な気分で、結局は毎日毎日ゲームやネットをしてしまう。
そういう時に試してほしいことがあります。
ダメだと思いつつも、ゲームやネットに溺れてしまう時は
まず今の自分の心を見つめてください。
ゲームをやっている時あなたは楽しいでしょうか。
youtubeを見ている時あなたは楽しいでしょうか。
僕もゲームとyoutubeが大好きなので、やってしまう気持ちはよくわかります。
過去の僕はほとんど廃人レベルでした。
そこで、ゲームやネットに溺れている最中の自分の気持ちを観察してみました。
最初に感じたのは、やっている最中いつも楽しいかというと、そうでもないなということでした。
むしろイライラしていることも結構な頻度でありました。
毎日好きでやっているゲームとネットなのに、それほど楽しんでいないことに気づいたのです。
じゃあなんでこんなにのめり込んでいたのかと考えてみました。
一言で言ってしまえば中毒だったわけですが・・・。
そうなるきっかけは、現実逃避です。
先ほど書いたように、僕は将来に不安を感じていました。
この不安から逃れるために、ゲームとネットにのめり込んでいた訳です。
その時だけは、不安を忘れることができましたから。
どうしてもやめられない事がある方は、それをしている時の自分の心を見つめてください。
そして、それはあなたの人生を使うほど楽しいことなのでしょうか。
本当にそれはあなたがやりたいことなのでしょうか。
そう考えると少しずつあなたの行動は変わってくるはずです。
実体験で得た続ける方法まとめ
ここでは僕の今までの体験で、続けるために役立った考えや方法をまとめていきます。
思いついたらどんどん追記していく予定です。
小さく始めて少しずつ目標を上げる
始めから高い目標を掲げてスタートするとこけやすいです。
僕はブログを始めた時に「1日1記事書くぞ!」と気合を入れてスタートしました。
最初の内は調子が良かったのですが、5日くらいでもう辛くなってきました。
書きやすいネタをはじめに書いてしまって、日が経つほど書くのが難しいネタになっていき、筆が進まないんです。
そしてある日ついに1日1記事のノルマ未達成になってしまいました。
そこで緊張の糸がぷつんと切れ、ダムが決壊したかのようにネットの海に溺れ、怠惰な生活に逆戻り。
「やらなきゃいけないのに・・・。」と思いつつも全然やる気が起きませんでした。

このままじゃあまずいと思い、目標に無理がったことを認め、目標設定からやり直しました。
まずは1日30分ブログの編集画面を開くというすごく簡単な目標に設定。
1週間できたら40分に増やし、次は1時間、次は1時間半と少しずつ目標を上げていきました。
もし達成できなかったら1つ前の目標に戻します。
こうやって小さな目標から少しずつ上げていくと、自分に合った目標設定ができます。
すぐに成果を求めてがんばりすぎずに、確実に続けられる目標からスタートした方が僕には向いていました。
まとめ・自分観察をして続かない原因を特定しよう
- 自分の感情の動きを観察して、やる気が出ない原因・誘惑に負ける原因に気づく。
- 自分観察でダメな習慣から逃れる。
今回は自分観察を中心に、何をやっても続かないことへの対策をご紹介しました。
この方法は自分でやってみて、効果を実感しているものですので、自信をもってオススメできます。
誘惑に負けてしまった時、やる気がでない時に思い出して、心の動きを観察してみてください。
今まで気づかなかった感情が見えてきて、あなたの人生が変わるきっかけになるはずです。